この単元のつまずきポイント
傾きaを求めずにいきなり座標を代入して式を作ろうとする、変化の割合の分母と分子を逆にする、切片bを求めた後に元の式に戻し忘れて答えを傾きだけで済ませてしまう、といった手順ミスが起きます。
このテーマで実際に生成した教材
下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。
一次関数は、$y = ax + b$ という形で表される関数です。この式の中の $a$ と $b$ の値がわかれば、一次関数の式を求めることができます。
$a$ は「傾き」や「変化の割合」と呼ばれ、グラフの傾き具合を示します。
$b$ は「切片」と呼ばれ、グラフがy軸と交わる点のy座標を示します。
今回は、次の2つのパターンで一次関数の式を求める方法を学びましょう。
- 傾きと1つの点がわかっている場合
- 2つの点がわかっている場合
1. 傾きと1つの点がわかっている場合
考え方
一次関数の式は $y = ax + b$ です。傾き $a$ がわかっているので、$a$ の部分にその値を代入します。
そして、与えられた点の座標 $(x, y)$ を $y = ax + b$ の $x$ と $y$ に代入すると、$b$ だけが未知数の方程式になります。この方程式を解けば $b$ の値が求められます。
手順
- 与えられた傾き $a$ を、$y = ax + b$ の $a$ に代入します。
- 与えられた点の $x$ 座標と $y$ 座標を、式に代入します。
- $b$ についての方程式を解き、$b$ の値を求めます。
- 求めた $a$ と $b$ の値を $y = ax + b$ に代入して、最終的な式を完成させます。
例題1
傾きが $2$ で、点 $(3, 7)$ を通る一次関数の式を求めなさい。
解き方
- 傾き $a = 2$ なので、$y = 2x + b$ となります。
- 点 $(3, 7)$ を通るので、$x = 3$, $y = 7$ を $y = 2x + b$ に代入します。
$7 = 2 \times 3 + b$
- $b$ についての方程式を解きます。
$7 = 6 + b$
$b = 7 - 6$
$b = 1$
- 求めた $a = 2$ と $b = 1$ を $y = ax + b$ に代入します。
よって、求める一次関数の式は $y = 2x + 1$ です。
2. 2つの点がわかっている場合
考え方
2つの点がわかっている場合は、まずその2点を使って傾き $a$ を求めます。
傾き $a$ が求まれば、あとは「傾きと1つの点がわかっている場合」と同じ方法で切片 $b$ を求めることができます。
傾き $a$ の求め方
2点 $(x_1, y_1)$ と $(x_2, y_2)$ がわかっているとき、傾き $a$ は次の式で求められます。
$$a = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1}$$
これは、「xの増加量に対するyの増加量の割合」を表しています。
手順
- 与えられた2つの点を使って、傾き $a$ を求めます。
- 求めた傾き $a$ と、与えられた2点のどちらか一方の点(計算しやすい方を選びましょう)を $y = ax + b$ に代入します。
- $b$ についての方程式を解き、$b$ の値を求めます。
- 求めた $a$ と $b$ の値を $y = ax + b$ に代入して、最終的な式を完成させます。
例題2
2点 $(1, 3)$ と $(4, 9)$ を通る一次関数の式を求めなさい。
解き方
- まず傾き $a$ を求めます。
点 $(1, 3)$ を $(x_1, y_1)$、点 $(4, 9)$ を $(x_2, y_2)$ とすると、
$a = \frac{9 - 3}{4 - 1}$
$a = \frac{6}{3}$
$a = 2$
- 求めた傾き $a = 2$ と、どちらかの点(ここでは $(1, 3)$ を使います)を $y = ax + b$ に代入します。
$y = 2x + b$ に $x = 1$, $y = 3$ を代入すると、
$3 = 2 \times 1 + b$
- $b$ についての方程式を解きます。
$3 = 2 + b$
$b = 3 - 2$
$b = 1$
- 求めた $a = 2$ と $b = 1$ を $y = ax + b$ に代入します。
よって、求める一次関数の式は $y = 2x + 1$ です。
別解(連立方程式を使う方法)
2点 $(1, 3)$ と $(4, 9)$ を $y = ax + b$ にそれぞれ代入すると、次の2つの式ができます。
点 $(1, 3)$ から: $3 = a \times 1 + b \Rightarrow a + b = 3$ …(1)
点 $(4, 9)$ から: $9 = a \times 4 + b \Rightarrow 4a + b = 9$ …(2)
この(1)と(2)の連立方程式を解いて $a$ と $b$ の値を求めます。
$$(2) - (1) \text{ より:}
(4a + b) - (a + b) = 9 - 3
3a = 6
a = 2$$
$a = 2$ を (1) に代入すると:
$$2 + b = 3
b = 1$$
よって、求める一次関数の式は $y = 2x + 1$ です。
まとめ
一次関数の式 $y = ax + b$ を求めるには、$a$(傾き)と $b$(切片)の2つの値を特定することが目標です。
- 傾きと1点がわかっている場合:
1. $y = ax + b$ の $a$ に傾きの値を代入。
2. 与えられた点の座標を $x, y$ に代入して $b$ を求める。
- 2点がわかっている場合:
1. 2点を使って傾き $a = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1}$ を求める。
2. 求めた $a$ と、どちらか一方の点の座標を使って $b$ を求める(「傾きと1点」の場合と同じ)。
(または、2点をそれぞれ $y = ax + b$ に代入し、連立方程式として $a$ と $b$ を求める。)
どちらの方法でも、最終的に $a$ と $b$ の値を正しく求められれば、一次関数の式が完成します。繰り返し練習して、スムーズに解けるようになりましょう!
編集・参照情報
- 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
- 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
- 参照範囲: 第3節 数学 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第2学年〕 > 2 内容 > C 関数 > (1) 一次関数について,数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 > イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 > (ア) 一次関数として捉えられる二つの数量について,変化や対応の特徴を見いだし,表,式,グラフを相互に関連付けて考察し表現すること。
- 公開日: 2026年7月21日
この教材の使い方
保護者の方は、お子さんに教材を渡す前に「この問題は傾きが分かってる?分かってない?」と一緒に声に出して確認してみてください。分岐を言葉にすることで、2つの手順のどちらを使えばよいかを自分で判断できるようになり、迷いが減っていきます。
塾講師の方は、例題1を解かせる前に「傾き $a$ と切片 $b$ のうち、いま何が分かっていて何を求めるのか」を生徒に言語化させると効果的です。$y = ax + b$ に代入する順序を口頭で説明できれば、2点が与えられるパターンにも同じ発想で対応できます。
生徒本人が使う場合は、まず手順を見ずに例題を解き、詰まった箇所だけ手順に戻る形で進めましょう。$b$ を求める方程式で計算ミスが出やすいので、代入した直後の式をノートに書き残し、あとから見直せる状態にしておくと定着が早まります。
よくある質問
一次関数は中学2年でどのくらい重要な単元ですか?
一次関数は中2数学の中心的な単元で、$y=ax+b$の形と傾き・切片の意味を理解することが土台になります。中3以降の関数学習にもつながるため、式を求める手順を確実に身につけておくと安心です。
子どもが「傾き」と「切片」で混乱しています。家庭ではどう声かけすればよいですか?
$a$が傾き、$b$が切片(y軸との交点のy座標)と役割が違うことを、式$y=ax+b$を見ながら一緒に確認するのがおすすめです。理解の深さはお子さまごとに違うので、進め方はご家庭の判断でご調整ください。
2つの点から式を求める問題でつまずいています。家でどう教えればよいですか?
まず2点から傾き$a$を求め、その後に片方の点を代入して$b$を出す、という順序を紙に書いて整理させると迷いにくくなります。学校独自の解法指導がある場合もあるため、詳しい進め方は学校の先生にご確認ください。