この単元のつまずきポイント
『内側と外側』のかけ方が逆になって答えが合わない、a:b=c:xでxを分母に置いてしまい方程式が解けなくなる、分数の比を約分せずに計算量が膨らむ、といったつまずきが多いです。
このテーマで実際に生成した教材
下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。
比例式とは?
比例式は、$a:b = c:d$ のように、比が等しいことを表す式のことです。例えば、「りんご2個とみかん3個の値段の比が、りんご4個とみかん6個の値段の比と同じ」といった状況を数で表すときに使われます。
比例式の解き方:内項の積と外項の積
比例式を解くには、とても便利なルールがあります。それは、「外側の数どうしをかけた積と、内側の数どうしをかけた積が等しくなる」というものです。
$a:b = c:d$
この比例式で考えると、
- 外側の数(外項)は $a$ と $d$
- 内側の数(内項)は $b$ と $c$
になります。そして、このルールを使うと、次の等式が成り立ちます。
$$ad = bc$$
これを「外項の積は内項の積に等しい」と呼びます。
なぜこの方法で解けるの?(等式の性質)
「外項の積は内項の積に等しい」というルールは、実は等式の性質から導くことができます。
比 $a:b$ は分数で $\frac{a}{b}$ と表すことができますね。同じように $c:d$ は $\frac{c}{d}$ と表せます。
したがって、比例式 $a:b = c:d$ は、分数の等式として次のように書けます。
$$\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$$
この両辺に、$b$ と $d$ の最小公倍数である $bd$ をかけてみましょう。
$$\frac{a}{b} \times bd = \frac{c}{d} \times bd$$
左辺では $b$ が、右辺では $d$ が約分されます。
$$a \times d = c \times b$$
つまり、
$$ad = bc$$
となります。このように、等式の性質を使えば、この便利なルールが成り立つことがわかりますね。
例題でやってみよう!
例題1
問1
次の比例式を解きなさい。
$x:4 = 6:8$
答え:
$x=3$
解説:
- 外側の数と内側の数を確認します。
* 外側の数: $x$ と $8$
* 内側の数: $4$ と $6$
- 「外項の積 = 内項の積」の式を作ります。
$x \times 8 = 4 \times 6$
$8x = 24$
- 一次方程式として解きます。
両辺を $8$ で割ります。
$\frac{8x}{8} = \frac{24}{8}$
$x = 3$
例題2
問2
次の比例式を解きなさい。
$(x+1):3 = 4:6$
答え:
$x=1$
解説:
- 外側の数と内側の数を確認します。
* 外側の数: $(x+1)$ と $6$
* 内側の数: $3$ と $4$
- 「外項の積 = 内項の積」の式を作ります。
このとき、$(x+1)$ のように式になっている場合は、必ずかっこ()をつけてかけ算してください。
$(x+1) \times 6 = 3 \times 4$
$6(x+1) = 12$
- 一次方程式として解きます。
分配法則を使ってかっこを外します。
$6x + 6 = 12$
両辺から $6$ を引きます。
$6x = 12 - 6$
$6x = 6$
両辺を $6$ で割ります。
$\frac{6x}{6} = \frac{6}{6}$
$x = 1$
まとめ
比例式を解くときのポイントは次の2つです。
- $a:b = c:d$ の形をした比例式は、「外項の積は内項の積に等しい」というルールを使って $ad = bc$ の方程式に変換できる。
- 複雑な式が比に含まれる場合は、かっこ()をつけて計算する。
このルールをしっかり覚えて、色々な比例式の問題に挑戦してみてくださいね。
編集・参照情報
- 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
- 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
- 参照範囲: 第3節 数学 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第1学年〕 > 2 内容 > A 数と式 > (3) 一元一次方程式について,数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 > イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 > (ア) 等式の性質を基にして,一元一次方程式を解く方法を考察し表現すること。
- 公開日: 2026年8月9日
この教材の使い方
保護者の方や塾講師の方にお使いいただく前提で書きます。まずはお子さん・生徒さんに$a:b=c:d$の式を紙に書き写してもらい、外側の$a$と$d$を赤ペン、内側の$b$と$c$を青ペンで丸く囲ませてください。色で位置を可視化することで、「外項の積=内項の積」というルールが視覚的に定着します。
色分けが済んだら、生成された例題を使って$ad=bc$の式に書き換える練習を最低3問は反復させましょう。塾講師の方は、途中でわざと内項と外項を入れ替えた誤答パターンも見せて、「どこが違う?」と生徒本人に指摘させると、理解の深さを確認できます。
最後に、なぜこのルールが成り立つのかを説明したセクション(分数の等式に直して両辺に$bd$をかける部分)を、保護者の方が横について一緒に音読してあげてください。手順の暗記ではなく「等式の性質から導ける」と納得できると、応用問題でも迷わず解けるようになります。
よくある質問
比例式は中1のいつごろ習う単元ですか?
比例式は中学1年の「方程式」の単元の中で学ぶ内容として扱われることが多いです。教科書によって扱う時期や配分に違いがありますので、詳しくはお子さまの学校の先生にご確認ください。
子どもが「外側と内側」で混乱してしまいます。どう教えればよいですか?
比例式を分数の形 $\frac{a}{b}=\frac{c}{d}$ に書き直させると、なぜ $ad=bc$ になるのかを目で確認しやすくなります。まずは仕組みを理解させ、その上でルールとして覚えさせる進め方をご家庭の判断で試してみてください。
家庭学習では例題を何問くらい繰り返せば身につきますか?
お子さまの理解度によって必要な問題数は異なるため、一概には言えません。まずは教材の例題を解き直し、「外項の積=内項の積」を自分の言葉で説明できるかを目安にすると定着を確認しやすいです。