この単元のつまずきポイント
Finishing my homeworkとHaving finished my homeworkのどちらでも同じだと考えてしまい、主節より前の動作なのにdoingを使ってしまうミスが多い。Asで始まる副詞節を分詞構文に直す書き換えで時制ズレを取りこぼします。
このテーマで実際に生成した教材
下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。
分詞構文の時制:単純形と完了形を使いこなす
分詞構文は、文を簡潔に表現するための重要な文法事項です。特に、主節の動作や状態と、分詞構文が表す動作や状態の時間的な関係を正確に理解することが重要となります。
分詞構文には、主に以下の2つの形があります。
- 単純形分詞構文 (-ing / 過去分詞)
- 完了形分詞構文 (having + 過去分詞)
この教材では、これら2つの形がどのように使い分けられるのかを、入試問題を解きながら深く理解していきます。
1. 単純形分詞構文の時制
単純形分詞構文は、分詞構文が表す動作や状態が、主節の動作や状態と同時、または直前の出来事であることを示します。
例1:同時
- `Walking along the street, I found a ten-dollar bill.`
(通りを歩いていると、10ドル札を見つけた。)
→ 歩いているのと見つけたのがほぼ同時。
例2:直前
- `Turning to the right, you will find the station.`
(右に曲がると、駅が見つかります。)
→ 曲がった直後に駅が見つかる。
2. 完了形分詞構文の時制
完了形分詞構文 (having + 過去分詞) は、分詞構文が表す動作や状態が、主節の動作や状態よりも以前の出来事であることを明確に示します。
例:主節よりも以前
- `Having finished my homework, I went out to play.`
(宿題を終えてから、私は遊びに出かけた。)
→ 宿題を終えた(過去の時点)のが、遊びに出かけた(それより後の過去の時点)よりも前の出来事。
ポイント
- 完了形分詞構文は、「~した後に」「~し終えていたので」といった、時間的な前後関係を強調したい場合に特に有効です。
- 受動態で完了形を表す場合は `Having been + 過去分詞` となります。
例: `Having been praised by the teacher, she felt happy.`
(先生に褒められたので、彼女は嬉しく感じた。)
入試レベル応用問題
次の各問いに答えなさい。
問題1
次の英文の空所に最も適切な語句を、下の選択肢から選びなさい。
(A) `( ) the book many times, he knew the story by heart.`
(B) `( ) by the loud noise, she woke up immediately.`
<選択肢>
- Reading
- Having read
- Being read
- Having been woken
- Waking
- Woken
問題2
次の英文には誤りがあります。下線部を訂正して正しい英文にしなさい。
`<u>Studying</u> in Paris for three years, she returned to Japan last month.`
問題3
次の日本語を、分詞構文を用いて英語に直しなさい。
「そのニュースを聞いたとき、私はとても驚いた。」
模範解答と解説
問題1
(A) 解答: 2. Having read
解説:
この文は「何度もその本を読んだので、彼は物語を暗記していた」という意味になります。
- 「物語を暗記していた (knew)」という主節の動作よりも、「本を読んだ (read)」という動作が以前に完了していることを示しています。そのため、完了形分詞構文 `Having + 過去分詞` を用いるのが適切です。
- 選択肢1 `Reading` (単純形) を使うと、「読んでいる間に暗記した」となり、時間的な前後関係が不明瞭になるか、不自然な文になります。
- 選択肢3 `Being read` は受動態の単純形分詞構文で、「読まれているので」という意味になり、文意に合いません。
(B) 解答: 6. Woken
解説:
この文は「大きな音によって起こされたので、彼女はすぐに目を覚ました」という意味になります。
- 「彼女は目を覚ました (woke up)」という主節の動作よりも、「大きな音によって起こされた」という動作が直前または同時に起こった受動的な出来事であることを示しています。
- `woken` は `wake` の過去分詞形です。
- 分詞構文が受動の意味を表す場合、`Being + 過去分詞` の形をとりますが、`Being` はしばしば省略されます。そのため、`Woken by the loud noise` が最も簡潔で自然な表現です。
- 選択肢4 `Having been woken` も文法的には正しいですが、この文脈では「起こされた」と「目を覚ました」がほぼ同時に起こっているため、完了形にする必要性は低く、`Woken` の方がより自然です。
- 選択肢5 `Waking` (単純形) は能動の意味になるため、「音を起こしながら」となり、文意に合いません。
採点ポイント:
- 主節との時間的な前後関係を正確に把握できているか。
- 能動態と受動態の違いを理解し、適切な分詞の形を選べているか。
- 完了形分詞構文の形 (`Having + 過去分詞`) を正しく認識しているか。
- 受動態分詞構文における `Being` の省略を理解しているか。
問題2
訂正箇所: `Studying` → `Having studied`
訂正文: `Having studied in Paris for three years, she returned to Japan last month.`
解説:
この文は「パリで3年間勉強した後に、彼女は先月日本に帰国した」という意味になります。
- 「日本に帰国した (returned)」という主節の動作よりも、「パリで勉強した (studied)」という動作が以前に完了していることを明確に示したい場合、完了形分詞構文 `Having + 過去分詞` を用いるのが適切です。
- もし `Studying` のままにしてしまうと、「パリで勉強しながら、彼女は日本に帰国した」となり、時間的な前後関係が不自然になります。
採点ポイント:
- 主節の動作より、分詞構文が表す動作が時間的に先行していることを認識できているか。
- 単純形分詞構文と完了形分詞構文の使い分けが適切にできているか。
問題3
模範解答: `Having heard the news, I was very surprised.`
解説:
「そのニュースを聞いたとき」という部分は、「私がとても驚いた」という主節の動作よりも以前に起こった出来事です。そのため、完了形分詞構文 `Having heard` を用いて表現します。
- 元の文を接続詞で書くと `When I heard the news, I was very surprised.` となります。この `When I heard` の部分を分詞構文にすると `Having heard` となります。
- `Hearing the news, I was very surprised.` も文法的には間違いではありませんが、「ニュースを聞くと同時に驚いた」というニュアンスになり、日本語の「~したとき」が表す時間的な先行を強調するなら `Having heard` の方がより適切です。
採点ポイント:
- 日本語のニュアンスから、時間的な前後関係を正しく判断できているか。
- 分詞構文の適切な形(この場合は完了形)を選択できているか。
- 動詞の正しい過去分詞形 (`hear` → `heard`) を使用できているか。
関連単元へのつながり
分詞構文の時制の理解は、他の文法事項の理解にもつながります。
- 時制の一致: 主節と従属節(分詞構文も含む)の時制の関係を考える上で、基本的な時制の一致のルールが前提となります。
- 不定詞・動名詞の完了形: 不定詞や動名詞にも、主節の時制より以前の動作を表す完了形 (`to have + 過去分詞` / `having + 過去分詞`) があります。これらは分詞構文の完了形と同じ考え方で理解することができます。
- 接続詞を用いた書き換え: 分詞構文は、`When`, `Because`, `Although`, `If` などの接続詞を用いた副詞節を簡潔にする働きがあります。元の副詞節の時制と主節の時制の関係を意識して書き換えを行うことで、分詞構文の時制の理解が深まります。
これらの関連する文法事項も復習し、総合的な英語力を高めましょう。
編集・参照情報
- 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
- 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
- 参照範囲: 学習指導要領
- 公開日: 2026年7月1日
この教材の使い方
塾講師の方には、単純形と完了形の使い分けを説明する際の導入教材としてご活用いただけます。まず「歩きながら見つけた」など同時性の例で単純形を押さえ、次に「宿題を終えてから遊びに出た」で時制ズレを完了形が担うことを対比的に見せると、生徒の理解が定着しやすくなります。
保護者の方は、お子さまが例文を音読しながら「主節より前か、同時か」を口頭で言い当てる練習に付き合ってあげてください。判断の根拠を言語化する習慣がつくと、入試の下線部書き換え問題で単純形と完了形を取り違えるミスがぐっと減ります。
生徒本人が復習する際は、教材の英文をAIに貼り付けて「時制ズレがある分詞構文に書き換えて」と頼むと、なぜHaving p.p.になるのか根拠つきで解説が返ってきます。自分で解いた後の答え合わせや、別パターンの類題づくりに使うと理解が一段深まります。
よくある質問
分詞構文は高3で必ず出題されますか?家庭でも重点対策すべきでしょうか。
分詞構文は共通テストや個別入試の英語で頻出の文法事項です。特に完了形(having+過去分詞)は時制のズレを問う問題として狙われやすいため、ご家庭でも例文の音読と短文書き換え練習を習慣化すると定着しやすくなります。
子どもが「Having p.p.」と「doing」の使い分けでよくつまずきます。どこを見れば見抜けますか。
ポイントは主節との時間差です。同時または直前なら単純形(doing)、主節より前の出来事なら完了形(Having p.p.)と整理させてください。例文の日本語訳を「〜しながら/〜した後で」に置き換えて確認する方法が有効です。
家庭学習で分詞構文を進める際、どの順番で取り組ませればよいでしょうか。
まず単純形の「同時・直前」を例文で固め、次に完了形の「主節より前」に進むと混乱が少なくなります。受動態のHaving been+過去分詞は最後で構いません。志望校の出題傾向は学校の先生にご確認いただき、ご家庭の判断で調整してください。