この単元のつまずきポイント

aが1以外のとき先にaで括り忘れる、括った後に加える定数にaを掛け戻すのを忘れる、b/2の二乗を引き忘れるなど、順序を飛ばして符号ミスに繋がる生徒が多いです。

このテーマで実際に生成した教材

下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。

二次関数の式を「平方完成」する方法を学びましょう。平方完成は、二次関数のグラフの頂点の座標や軸の方程式を求めるためにとても大切な変形です。

平方完成とは?

二次関数 $y = ax^2 + bx + c$ の形(一般形)を、$y = a(x-p)^2 + q$ の形(標準形)に変形することです。この標準形にすることで、頂点が $(p, q)$、軸が直線 $x=p$ であることがすぐにわかります。

平方完成の基本的な考え方

平方完成は、「$(x + \text{〇})^2$」や「$(x - \text{〇})^2$」といった「2乗の形」を作り出すことを目指します。

例えば、$(x+A)^2 = x^2 + 2Ax + A^2$ という展開公式を思い出してください。

$x^2 + 2Ax$ という部分があれば、これに $A^2$ を足すことで $(x+A)^2$ という形にすることができます。

平方完成の手順

具体的な例を通して、手順を一つずつ見ていきましょう。

例1: $y = x^2 + 6x + 5$ を平方完成する

  1. $x^2$ の係数が1であることを確認する

この例では $x^2$ の係数は1なので、そのまま進めます。

  1. $x$ の項の係数に注目する

$x$ の項は $6x$ なので、係数は $6$ です。

  1. $(x + \text{〇})^2$ の形を作るために必要な数を考える

$(x+A)^2 = x^2 + 2Ax + A^2$ と比較すると、$2A = 6$ なので $A = 3$ です。

つまり、$x^2 + 6x$ の部分を $(x+3)^2$ の形にするには $3^2 = 9$ が必要です。

  1. 必要な数を足して、同じ数を引く

$$y = x^2 + 6x + 9 - 9 + 5$$

このように、必要な数 ($9$) を足してすぐに引くことで、式の値を変えずに変形できます。

  1. 2乗の形を作り、残りの数を計算する

$$y = (x^2 + 6x + 9) - 9 + 5$$

$$y = (x+3)^2 - 4$$

これで平方完成ができました。この二次関数の頂点は $(-3, -4)$、軸は直線 $x=-3$ です。


例2: $y = 2x^2 - 8x + 3$ を平方完成する

  1. $x^2$ の係数をくくり出す

$x^2$ の係数 $2$ を、$x^2$ の項と $x$ の項からくくり出します。

$$y = 2(x^2 - 4x) + 3$$

※定数項 ($+3$) はくくり出しません。

  1. かっこ内の $x$ の項の係数に注目する

かっこ内は $x^2 - 4x$ なので、$x$ の係数は $-4$ です。

  1. $(x - \text{〇})^2$ の形を作るために必要な数を考える

$(x-A)^2 = x^2 - 2Ax + A^2$ と比較すると、$-2A = -4$ なので $A = 2$ です。

つまり、$x^2 - 4x$ の部分を $(x-2)^2$ の形にするには $2^2 = 4$ が必要です。

  1. かっこ内に必要な数を足して、その分を外で引く

$$y = 2(x^2 - 4x + 4 - 4) + 3$$

$$y = 2((x^2 - 4x + 4) - 4) + 3$$

ここで注意が必要です。かっこ内の $-4$ は、外に出すときにくくり出した係数 ($2$) をかける必要があります。

$$y = 2(x^2 - 4x + 4) - 2 \times 4 + 3$$

$$y = 2(x-2)^2 - 8 + 3$$

  1. 残りの数を計算する

$$y = 2(x-2)^2 - 5$$

これで平方完成ができました。この二次関数の頂点は $(2, -5)$、軸は直線 $x=2$ です。


例3: $y = -x^2 - 4x + 1$ を平方完成する

  1. $x^2$ の係数をくくり出す

$x^2$ の係数 $-1$ を、$x^2$ の項と $x$ の項からくくり出します。

$$y = -(x^2 + 4x) + 1$$

  1. かっこ内の $x$ の項の係数に注目する

かっこ内は $x^2 + 4x$ なので、$x$ の係数は $4$ です。

  1. $(x + \text{〇})^2$ の形を作るために必要な数を考える

$(x+A)^2 = x^2 + 2Ax + A^2$ と比較すると、$2A = 4$ なので $A = 2$ です。

つまり、$x^2 + 4x$ の部分を $(x+2)^2$ の形にするには $2^2 = 4$ が必要です。

  1. かっこ内に必要な数を足して、その分を外で引く

$$y = -(x^2 + 4x + 4 - 4) + 1$$

$$y = -((x^2 + 4x + 4) - 4) + 1$$

かっこ内の $-4$ を外に出すとき、くくり出した係数 ($-1$) をかけます。

$$y = -(x^2 + 4x + 4) - (-1) \times 4 + 1$$

$$y = -(x+2)^2 + 4 + 1$$

  1. 残りの数を計算する

$$y = -(x+2)^2 + 5$$

これで平方完成ができました。この二次関数の頂点は $(-2, 5)$、軸は直線 $x=-2$ です。

平方完成のポイントまとめ

  • 目標: $y = a(x-p)^2 + q$ の形にする。
  • 手順1: $x^2$ の係数が1でない場合は、まずその係数を $x^2$ と $x$ の項からくくり出す。
  • 手順2: かっこ内の $x$ の係数を半分にして2乗した数を、かっこ内に「足して引く」。
  • 手順3: 2乗の形を作り、かっこを外すときに、くくり出した係数を忘れずに掛ける。
  • 手順4: 残りの定数項を計算してまとめる。

平方完成は、二次関数を理解する上で非常に重要なスキルです。繰り返し練習して、スムーズにできるようになりましょう。

形式: 解説 参照: 第4節 数   学 > 第1 数学Ⅰ > 2 内 容 > (3) 二次関数 > イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 > (ア) 二次関数の式とグラフとの関係について,コンピュータなどの情報機器を用いてグラフをかくなどして多面的に考察すること。

編集・参照情報

  • 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
  • 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
  • 参照範囲: 第4節 数   学 > 第1 数学Ⅰ > 2 内 容 > (3) 二次関数 > イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 > (ア) 二次関数の式とグラフとの関係について,コンピュータなどの情報機器を用いてグラフをかくなどして多面的に考察すること。
  • 公開日: 2026年7月15日

この教材の使い方

保護者の方は、お子さんの隣で「$x$の係数はいくつ?」「その半分は?」と手順ごとに問いかけながら進めてください。答えを教えるのではなく、4つの手順のどこで手が止まったかを一緒に確認するだけで、つまずきの正体がはっきり見えてきます。

塾講師の方は、係数$a$で括る位置を生徒が飛ばしがちなポイントとして押さえてください。式を入力すると各手順を分解して表示できるので、途中式ごとに「なぜここで括るのか」を口頭で確認させると、機械的な暗記ではなく理屈で定着します。

頂点$(p, q)$と軸$x=p$がすぐに読み取れることが平方完成のゴールです。標準形まで変形できたら、必ずグラフのどこに対応するかまで戻って確認し、次のグラフ描画や最大最小問題へつなげてあげてください。

同じテーマで、お子さま専用の教材を作れます

このページの教材は一例です。質問を変えれば、つまずいているポイントに合わせた教材が生成できます。

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よくある質問

平方完成は高校1年のいつごろ習う内容ですか?

多くの高校で数学Iの二次関数の単元、1学期後半から2学期にかけて扱われることが多い内容です。学校ごとに進度が異なりますので、詳しい時期は学校の先生にご確認ください。

子どもが「なぜ同じ数を足して引くのか」で止まってしまいます。どう声かけすればよいですか?

式全体の値を変えずに $(x+A)^2$ の形を作るための工夫、と伝えてあげてください。$2A=6$ から $A=3$、そして $3^2=9$ を足して引く流れを、紙に書いて一緒に追うのがおすすめです。

家庭で復習させるとき、どの問題から取り組ませるとよいですか?

まずは本文の $y=x^2+6x+5$ のように $x^2$ の係数が1の式から始め、頂点と軸まで言えるか確認するとよいです。応用範囲はご家庭の判断で、学校の教科書や問題集に合わせて進めてください。