この単元のつまずきポイント

一二点で完結する文なのに上下点を付けてしまう、逆に上下点が必要な文で一二点だけで済ませようとするケースが多いです。『挟んでさらに返る時だけ上下点』という条件を見落としがちです。

このテーマで実際に生成した教材

下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。

漢文の返り点:一二点と上下点の使い分けを徹底解説!

漢文を読むときに欠かせない「返り点」。特に「一二点」と「上下点」の使い分けは、最初は少し難しく感じるかもしれませんね。でも、ご安心ください。それぞれのルールと、どのくらいの範囲を返り読みさせるのかが分かれば、漢文がぐっと読みやすくなりますよ。

返り点とは何か

返り点とは、中国語の語順で書かれた漢文を、日本語の語順(訓読)で読むために、漢字の右下や左下に付けられる記号のことです。これにより、本来の語順とは異なる順番で読むべき文字が示されます。

基本的な返り点の読み方のルールは、どの点でも共通しています。

  • ルール: 点が付いていない漢字を読み飛ばし、点の付いた漢字を読んだ後、飛ばした漢字に戻って読みます。

* 例: 「AレB」という返り点の場合、「B」を先に読んでから、「A」に戻って読みます。「BをAす」という形になります。

このルールは、これから説明する一二点や上下点でも同じです。違いは、その点が指示する「返り読みの範囲」にあります。

一二点の使い方

役割

「一二点」は、レ点だけでは対応できない、次の段階の返り読みが必要なときに使います。比較的近い位置にある漢字同士の読む順番を入れ替えるときに用います。

読み方

「二」の点が付いた漢字を先に読み、その後「一」の点が付いた漢字に戻って読みます。つまり、「二」から「一」へ返る関係を示します。

「読二書一」を「書ヲ読ム」と読む場合など。

上下点の使い方

役割

「上下点」は、一二点よりも広い範囲の語句の読む順番を入れ替えるときに使います。一二点だけでは対応できない、さらに大きなまとまりを返り読みさせたい場合に用います。一二点と組み合わせて使うことが多いです。

読み方

「上」の点が付いた漢字を先に読み、その後「下」の点が付いた漢字に戻って読みます。つまり、「上」から「下」へ返る関係を示します。

返り点の優先順位と範囲

返り点には、読むべき順番の「優先順位」があります。この順位は、どの点がどのくらいの「範囲」を指示しているか、と考えると分かりやすいでしょう。

  1. レ点: 最も優先順位が高く、すぐ隣の漢字を返り読みします。
  2. 一二点: レ点の次に優先順位が高く、比較的近い語句の返り読みを指示します。
  3. 上下点: 一二点の次に優先順位が高く、一二点よりも広い範囲の語句の返り読みを指示します。
  4. 天地人点: 上下点の次に優先順位が高く、さらに広い範囲を指示します。
  5. 甲乙丙点: 最も優先順位が低く、最も広い範囲を指示します。

この順位は、「レ点」が一番小さな単位の返り読みを指示し、数字の点(一二点)がその次、アルファベットの点(上下点、天地人点、甲乙丙点)がさらに大きなまとまりを返る、と理解しておきましょう。

具体例で「使い分け」を見てみよう

それでは、実際に「一二点」と「上下点」がどのように使われるか、例を通して見てみましょう。特に、複数の返り点が組み合わさる漢文で、どのように読み進めるかがポイントです。

: 「不レ可下不レ学上」 (読み: 学バザルベカラズ)

この漢文は、「学ばないわけにはいかない」「学ばなければならない」という意味です。複数の返り点が使われていますが、優先順位に従って読み解いていきましょう。

  1. 最も優先順位の高い「レ点」から処理する

* 「不レ学」: 「学」を先に読んでから「不」に戻る → 「学バズ」

* 「不レ可」: 「可」を先に読んでから「不」に戻る → 「可ラズ」

これで、漢文は「(可ラズ)下(学バズ)上」という形になったとイメージしてください。

  1. 次に「上下点」を処理する

* 「上」の点が付いている塊は「学バズ」です。

* 「下」の点が付いている塊は「可ラズ」です。

* 上下点のルールに従い、「上」の塊(学バズ)を先に読み、その後「下」の塊(可ラズ)に戻って読みます。

つまり、「学バズ」を先に読み、「可ラズ」を後で読む、という順番になります。

  1. 最終的な訓読

「学バズ」+「可ラズ」=「学バザルベカラズ」

この例では、レ点が一番小さな単位の返り読みを指示し、そのレ点が含まれるまとまり(不学)を、さらに大きなまとまり(不可)に返り読みさせるために上下点を使っているのが分かりますね。このように、返り点は入れ子構造になって、複雑な文の構造を示しています。

まとめ

  • 一二点: 比較的近くの語句を返り読みさせる際に使う。レ点より広い範囲。
  • 上下点: 一二点よりも広い範囲の語句を返り読みさせる際に使う。一二点と組み合わせて、さらに複雑な構造に対応。
  • ポイント: 返り点は、「レ点 → 一二点 → 上下点 → 天地人点 → 甲乙丙点」の順で、返り読みする範囲が大きくなります。

漢文は、返り点のルールをマスターすれば、まるでパズルのように面白くなります。たくさんの文章を読んで、慣れていきましょう!

形式: 練習 参照: 第1節 国   語 > 第2 言語文化 > 2 内 容 > 〔知識及び技能〕 > (2) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。 > ウ 古典の世界に親しむために,古典を読むために必要な文語のきまりや訓読のきまり,古典特有の表現などについて理解すること。

編集・参照情報

  • 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
  • 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
  • 参照範囲: 第1節 国   語 > 第2 言語文化 > 2 内 容 > 〔知識及び技能〕 > (2) 我が国の言語文化に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。 > ウ 古典の世界に親しむために,古典を読むために必要な文語のきまりや訓読のきまり,古典特有の表現などについて理解すること。
  • 公開日: 2026年7月25日

この教材の使い方

塾講師の方は、教科書や問題集の漢文から一文を選び、返り点だけを外した状態で生徒に配布し、この教材で確認したルールに沿って番号を振り直させる練習に使ってみてください。読み下しの前段階として「どの範囲を返るか」を意識させることで、テスト前の総復習が短時間で効率よく進みます。

保護者の方がお子さまと一緒に取り組む場合は、まず「レ点」「一二点」「上下点」がそれぞれ何を指示しているのかを本文で確認し、例文「読二書一」を声に出して読ませてあげてください。答え合わせのときに、なぜその順番になるのかを本人の言葉で説明してもらうと、理解の定着度がはっきり分かります。

生徒本人が自習で使う場合は、教材内の例をノートに写し、返り点だけを消したものを翌日に自分で解き直すのがおすすめです。一二点と上下点の「守備範囲の違い」を意識できるようになれば、定期テストの読み下し問題で迷う場面が確実に減っていきます。

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よくある質問

返り点は中学でも習いますか?高1で初めて学ぶ内容ですか?

返り点の基礎はレ点を中心に中学でも触れますが、一二点や上下点を本格的に扱うのは高校からが一般的です。学校ごとに進度が異なるため、詳しくは学校の先生にご確認ください。

子どもが一二点と上下点の使い分けでつまずいています。どう教えれば良いですか?

「範囲の広さ」で見分けるのがコツです。近い漢字同士は一二点、それより広い範囲は上下点、と教材にある通り整理してあげてください。まずはレ点→一二点→上下点の順に段階的に練習するのが有効です。

家庭学習では書き下し文まで書かせた方が良いでしょうか?

返り点の順番を追う練習と、書き下し文を書く練習は別の力なので、両方取り組めると理解が深まります。ただし宿題の範囲や進め方はご家庭の判断で、無理のないペースで進めてあげてください。