この単元のつまずきポイント

化学で最初に詰まるのがモル計算。単位換算と割り切って、図(マインドマップ)で覚えると怖くなくなります。

このテーマで実際に生成した教材

下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。

このドリルでは、物質量(モル)を基準として、物質の質量、粒子数、そして標準状態における気体の体積との間の変換計算を練習します。化学の基本的な計算力を身につけましょう。

【覚えておこう!】

  • アボガドロ定数 $N_A$: $6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}$ (粒子 $6.0 \times 10^{23}$ 個が $1 \, \text{mol}$)
  • 標準状態における気体のモル体積: $22.4 \, \text{L/mol}$ ($0^\circ\text{C}$、$1.013 \times 10^5 \, \text{Pa}$ で、気体 $1 \, \text{mol}$ は $22.4 \, \text{L}$)
  • 原子量: H=1.0, C=12.0, N=14.0, O=16.0, S=32.0, Cu=63.5 など

問題

問1

水 $36 \, \text{g}$ は何モルですか。水の分子量は $18.0$ です。

問2

$0.3 \, \text{mol}$ のアンモニア分子 $(\text{NH}_3)$ に含まれる水素原子の数は何個ですか。

問3

標準状態で $6.72 \, \text{L}$ の水素 $(\text{H}_2)$ の質量は何 $\text{g}$ ですか。水素の分子量は $2.0$ です。

問4

$5.4 \times 10^{23}$ 個の水分子の質量は何 $\text{g}$ ですか。水の分子量は $18.0$ です。

問5

標準状態で $4.48 \, \text{L}$ の二酸化炭素 $(\text{CO}_2)$ と同数の原子を含む水分子 $(\text{H}_2\text{O})$ の質量は何 $\text{g}$ ですか。原子量は C=12.0, O=16.0, H=1.0 です。


解答と解説

問1

水 $36 \, \text{g}$ は何モルですか。水の分子量は $18.0$ です。

解答: $2.0 \, \text{mol}$

解説:

物質の質量からモルを求めるには、質量をモル質量(分子量に $\text{g/mol}$ をつけたもの)で割ります。

水のモル質量は $18.0 \, \text{g/mol}$ です。

$$ \text{モル数} = \frac{\text{質量}}{\text{モル質量}} = \frac{36 \, \text{g}}{18.0 \, \text{g/mol}} = 2.0 \, \text{mol} $$

問2

$0.3 \, \text{mol}$ のアンモニア分子 $(\text{NH}_3)$ に含まれる水素原子の数は何個ですか。

解答: $5.4 \times 10^{23}$ 個

解説:

まず、アンモニア分子の数を求めます。モル数にアボガドロ定数をかけます。

アンモニア分子の数 $= 0.3 \, \text{mol} \times (6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}) = 1.8 \times 10^{23}$ 個

次に、アンモニア分子 $(\text{NH}_3)$ 1個には水素原子が3個含まれていることに注目します。

したがって、水素原子の数 $= (\text{アンモニア分子の数}) \times 3$

$$ = (1.8 \times 10^{23} \, \text{個}) \times 3 = 5.4 \times 10^{23} \, \text{個} $$

問3

標準状態で $6.72 \, \text{L}$ の水素 $(\text{H}_2)$ の質量は何 $\text{g}$ ですか。水素の分子量は $2.0$ です。

解答: $0.60 \, \text{g}$

解説:

標準状態における気体の体積からモルを求めるには、体積を標準状態でのモル体積 $22.4 \, \text{L/mol}$ で割ります。

水素のモル数 $= \frac{6.72 \, \text{L}}{22.4 \, \text{L/mol}} = 0.300 \, \text{mol}$

次に、モル数から質量を求めるには、モル数にモル質量をかけます。

水素のモル質量は分子量 $2.0$ なので $2.0 \, \text{g/mol}$ です。

$$ \text{質量} = \text{モル数} \times \text{モル質量} = 0.300 \, \text{mol} \times 2.0 \, \text{g/mol} = 0.60 \, \text{g} $$

問4

$5.4 \times 10^{23}$ 個の水分子の質量は何 $\text{g}$ ですか。水の分子量は $18.0$ です。

解答: $16.2 \, \text{g}$

解説:

まず、水分子の数からモルを求めます。粒子数をアボガドロ定数で割ります。

水のモル数 $= \frac{5.4 \times 10^{23} \, \text{個}}{6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}} = 0.90 \, \text{mol}$

次に、モル数から質量を求めます。水のモル質量は $18.0 \, \text{g/mol}$ です。

$$ \text{質量} = \text{モル数} \times \text{モル質量} = 0.90 \, \text{mol} \times 18.0 \, \text{g/mol} = 16.2 \, \text{g} $$

問5

標準状態で $4.48 \, \text{L}$ の二酸化炭素 $(\text{CO}_2)$ と同数の原子を含む水分子 $(\text{H}_2\text{O})$ の質量は何 $\text{g}$ ですか。原子量は C=12.0, O=16.0, H=1.0 です。

解答: $3.6 \, \text{g}$

解説:

  1. 二酸化炭素のモル数を求める:

標準状態での体積からモル数を求めます。

$$ \text{CO}_2 \, \text{のモル数} = \frac{4.48 \, \text{L}}{22.4 \, \text{L/mol}} = 0.200 \, \text{mol} $$

  1. 二酸化炭素に含まれる原子の総数を求める:

$\text{CO}_2$ 分子1個には、炭素原子1個と酸素原子2個、合計3個の原子が含まれます。

$\text{CO}_2$ の原子数 $= (\text{CO}_2 \, \text{のモル数}) \times (\text{1分子あたりの原子数}) \times N_A$

$$ = 0.200 \, \text{mol} \times 3 \, \text{個/分子} \times (6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}) = 3.6 \times 10^{23} \, \text{個} $$

  1. 水分子のモル数を求める:

水分子 $(\text{H}_2\text{O})$ 1個には、水素原子2個と酸素原子1個、合計3個の原子が含まれます。

二酸化炭素と同数の原子を含む水分子のモル数を $x \, \text{mol}$ とすると、

$$ x \, \text{mol} \times 3 \, \text{個/分子} \times N_A = 3.6 \times 10^{23} \, \text{個} $$

$$ x \, \text{mol} \times 3 \, \text{個/分子} \times (6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}) = 3.6 \times 10^{23} \, \text{個} $$

$$ x = \frac{3.6 \times 10^{23}}{3 \times 6.0 \times 10^{23}} = \frac{3.6}{18.0} = 0.20 \, \text{mol} $$

*別解:二酸化炭素分子1個あたりの原子数と水分子1個あたりの原子数が同じなので、同数の原子を含むということは、同数の分子を含むということです。したがって、水分子のモル数も $0.200 \, \text{mol}$ となります。*

  1. 水分子の質量を求める:

水の分子量は $\text{H}_2\text{O} = 1.0 \times 2 + 16.0 = 18.0$ です。

水のモル質量は $18.0 \, \text{g/mol}$ です。

$$ \text{質量} = \text{モル数} \times \text{モル質量} = 0.20 \, \text{mol} \times 18.0 \, \text{g/mol} = 3.6 \, \text{g} $$

形式: ドリル 参照: 第1章 総   則 > 第5節 理   科 > 第4 化学基礎 > 2 内 容 > (3) 物質の変化 > ア 物質量と化学反応式 > (ア) 物質量

編集・参照情報

  • 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
  • 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
  • 参照範囲: 第1章 総   則 > 第5節 理   科 > 第4 化学基礎 > 2 内 容 > (3) 物質の変化 > ア 物質量と化学反応式 > (ア) 物質量
  • 公開日: 2026年5月27日

この教材の使い方

このドリルは、保護者の方がお子さまの学習進度を確認したり、塾講師の方が小テスト前の準備運動として使うのに向いています。モル計算は「質量・粒子数・体積」の三方向を行き来できるかが鍵となるため、まずは1問ずつ、どの値からどの値へ変換しているのかを声に出して整理させてみてください。

塾講師の方は、生徒がアボガドロ定数 $6.0 \times 10^{23} \, /\text{mol}$ と標準状態のモル体積 $22.4 \, \text{L/mol}$ を即答できるかを最初に確認するとつまずきを早く発見できます。問1〜問3で一方向の変換を確かめた後、問4・問5のように二段階以上の変換が必要な問題で理解の定着度を測るのがおすすめです。

保護者の方がご家庭で見守る場合は、答えの正誤よりも「単位がそろっているか」「式の中でモルを経由しているか」に注目してあげてください。式の途中に $\text{mol}$ という橋渡しが書けていれば、考え方は正しく身についています。間違えた問題は原子量と分子量の確認から戻ると、再挑戦がスムーズです。

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よくある質問

モル計算は高校化学のどの単元に位置づけられますか?

高校化学基礎の「物質量と化学反応式」で扱う基本単元です。今後の濃度計算や化学反応の量的関係を理解する土台となるため、ここでつまずかないことが大切です。詳しい進度は学校の先生にご確認ください。

子どもが質量・粒子数・体積の変換でつまずくのですが、どこを見直せばよいですか?

多くの場合、モルを中心に据えた「質量↔モル↔粒子数/体積」の関係図が頭に入っていないことが原因です。アボガドロ定数と22.4L/molの2つを確実に覚えてから問題に取り組ませると整理しやすくなります。

家庭ではどのように練習を進めさせるとよいですか?

一気に解かせるより、1日2〜3問ずつ単位を書き出しながら解く習慣をつけると定着しやすいです。学習量や難易度の調整はお子さまの理解度に合わせ、ご家庭の判断で無理のない範囲で進めてください。