この単元のつまずきポイント

中1の文章題で立式できないのは、「何をxにすればよいか」の判断ができていないから。一文ずつ式に翻訳する手順を覚えると、初見の問題にも対応できます。

このテーマで実際に生成した教材

下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。

中学1年生の皆さん、こんにちは!

一次方程式の文章題、特に速さや割合の問題で「どこから手をつけていいか分からない」「式が立てられない」と困っていませんか?

これらの問題は、いくつかのポイントをしっかり押さえれば必ず解けるようになります。

この教材では、皆さんがつまずきやすい「よくある間違い」に焦点を当て、その原因と正しい考え方を解説します。

【よくある間違いとその克服法:速さの問題編】

例題1:

A地点からB地点まで行くのに、行きは時速4km、帰りは時速6kmで歩いたら、往復で2時間かかった。A地点からB地点までの道のりを求めなさい。

よくある間違いの考え方:

「道のりを$x$kmとする。行きは時速4km、帰りは時速6kmだから、往復の速さの平均は $(4+6) \div 2 = 5$km/時。だから $2x \div 5 = 2$ とか $2x = 5 \times 2$ とか…」

なぜ間違えるか:

速さの平均を単純に足して2で割ってはいけません。速さの平均を考えるときは、合計道のりと合計時間が必要です。

また、速さ・時間・道のりの関係式「道のり=速さ×時間」はよく知られていますが、ここから導かれる「時間=道のり÷速さ」を使いこなせていないことが原因です。

この問題では、「往復で2時間かかった」という「時間」の合計が分かっているので、それぞれの区間にかかった時間を文字$x$を使って表し、それらを足したものが2時間になるという方程式を立てる必要があります。

正しい考え方:

  1. 何を$x$とするか決める:求めたいA地点からB地点までの道のりを$x$kmとします。
  2. それぞれの「時間」を$x$で表す

* 行きにかかった時間:道のり$x$km ÷ 時速4km = $\frac{x}{4}$ 時間

* 帰りにかかった時間:道のり$x$km ÷ 時速6km = $\frac{x}{6}$ 時間

  1. 方程式を立てる

「行きにかかった時間」と「帰りにかかった時間」を合わせると2時間なので、

$$ \frac{x}{4} + \frac{x}{6} = 2 $$

  1. 方程式を解く

両辺に4と6の最小公倍数である12をかけます。

$$ 12 \times \frac{x}{4} + 12 \times \frac{x}{6} = 12 \times 2 $$

$$ 3x + 2x = 24 $$

$$ 5x = 24 $$

$$ x = \frac{24}{5} = 4.8 $$

答え: A地点からB地点までの道のりは $4.8$kmです。

【よくある間違いとその克服法:割合の問題編】

例題2:

ある商品の定価の2割引きで売ると2400円になった。この商品の定価を求めなさい。

よくある間違いの考え方:

「定価を$x$円とする。2割引きだから、$x - 0.2 = 2400$」

「または、$x \times 0.2 = 2400$」

なぜ間違えるか:

「2割引き」が「定価の2割を引く」という意味を正確に理解できていないことが原因です。

$0.2$は「2割」を小数で表したものですが、$x - 0.2$は「$x$から$0.2$円引く」という意味になってしまいます。

また、$x \times 0.2$は「定価の2割の金額」を表すので、これが2400円になるわけではありません。

「2割引き」とは、定価の10割(全体)から2割を引く、つまり定価の $(10 - 2)$割、つまり定価の8割の金額になるということです。

正しい考え方:

  1. 何を$x$とするか決める:求めたい商品の定価を$x$円とします。
  2. 「2割引き」を$x$で表す

* 2割は小数で$0.2$です。

* 「2割引き」は、元の量(定価)の $(1 - 0.2)$ 倍、つまり $0.8$ 倍になります。

* よって、定価の2割引きの金額は $x \times 0.8$ 円と表せます。

  1. 方程式を立てる

この金額が2400円なので、

$$ 0.8x = 2400 $$

  1. 方程式を解く

$$ x = \frac{2400}{0.8} $$

$$ x = 24000 \div 8 $$

$$ x = 3000 $$

答え: この商品の定価は3000円です。

【類題に挑戦!】

これまでの解説を参考に、以下の問題に挑戦してみましょう。

類題1(速さ):

家から駅まで往復する。行きは時速3km、帰りは時速4kmで歩いたら、往復で1時間45分かかった。家から駅までの道のりを求めなさい。

類題2(割合):

ある洋服を定価の3割5分引きで買うと、3900円だった。この洋服の定価を求めなさい。


【類題の解答と解説】

類題1の解答と解説:

  1. 何を$x$とするか:家から駅までの道のりを$x$kmとします。
  2. 時間を$x$で表す

* 行きにかかった時間:$\frac{x}{3}$ 時間

* 帰りにかかった時間:$\frac{x}{4}$ 時間

  1. 単位の統一

1時間45分は、1時間は60分なので、$1 + \frac{45}{60} = 1 + \frac{3}{4} = \frac{7}{4}$ 時間です。

  1. 方程式を立てる

$$ \frac{x}{3} + \frac{x}{4} = \frac{7}{4} $$

  1. 方程式を解く

両辺に3と4の最小公倍数である12をかけます。

$$ 12 \times \frac{x}{3} + 12 \times \frac{x}{4} = 12 \times \frac{7}{4} $$

$$ 4x + 3x = 21 $$

$$ 7x = 21 $$

$$ x = 3 $$

答え: 家から駅までの道のりは3kmです。

類題2の解答と解説:

  1. 何を$x$とするか:洋服の定価を$x$円とします。
  2. 「3割5分引き」を$x$で表す

* 3割5分は、小数で$0.35$です。(1割=$0.1$、1分=$0.01$)

* 「3割5分引き」は、元の量(定価)の $(1 - 0.35)$ 倍、つまり $0.65$ 倍になります。

* よって、定価の3割5分引きの金額は $x \times 0.65$ 円と表せます。

  1. 方程式を立てる

この金額が3900円なので、

$$ 0.65x = 3900 $$

  1. 方程式を解く

$$ x = \frac{3900}{0.65} $$

$$ x = \frac{390000}{65} $$

$$ x = 6000 $$

答え: この洋服の定価は6000円です。

速さの問題では「時間=道のり÷速さ」、割合の問題では「元の量×(1±変化の割合)=変化後の量」の関係を意識して式を立てることが重要です。

繰り返し練習して、自信を持って解けるようになりましょう!

形式: つまずき対策 参照: 第1章 総則 > 第3節 数学 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第1学年〕 > 2 内容 > A 数と式 > (3) 方程式について理解し,一元一次方程式を用いて考察することができるようにする。

編集・参照情報

  • 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
  • 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
  • 参照範囲: 第1章 総則 > 第3節 数学 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第1学年〕 > 2 内容 > A 数と式 > (3) 方程式について理解し,一元一次方程式を用いて考察することができるようにする。
  • 公開日: 2026年5月24日

この教材の使い方

塾講師の方におすすめなのは、生徒が文章題で手が止まった瞬間にこの教材を開き、「今つまずいているのは速さの平均を足して2で割るパターンかな」と一緒に当てはめてみる使い方です。間違いの型を言語化することで、生徒自身が次に同じ問題に出会ったときの判断軸を持てるようになります。

保護者の方は、お子さんに答えを教える必要はありません。「何を$x$と置いた?」「時間と道のり、どっちの合計が問題文に書いてある?」と、本教材の「正しい考え方」の手順に沿って一緒に確認してあげてください。式を立てる前の整理ができれば、文章題への苦手意識はぐっと和らぎます。

生徒本人が使う場合は、まず「よくある間違い」を読んで自分の解き方と照らし合わせ、当てはまったら「なぜ間違えるか」と「正しい考え方」を声に出して読み直してみましょう。ノートに$x$を何にしたかを書き出す習慣をつけると、似たパターンの問題で再現できるようになります。

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よくある質問

速さの文章題でつまずくのは、学習指導要領のどの段階で身につける内容ですか?

一次方程式の文章題は中学1年で扱う単元です。小学校で学んだ「速さ・時間・道のり」の関係を文字式に置き換える力が前提となります。詳しい進度はお子さまの学校の先生にご確認ください。

「速さの平均は足して2で割る」と子どもが言い張ります。どう声かけすればよいですか?

本教材で示した通り、往復の速さは単純平均では求められません。「合計道のり÷合計時間」で考える必要があると伝え、$\frac{x}{4}+\frac{x}{6}=2$ のように時間で式を立てる練習を一緒に行うのが有効です。

家庭での学習はどこまで親が関わるべきでしょうか?

式を立てる過程でつまずく場合、答えを教えるより「何を$x$にした?」「時間と道のり、どっちが分かっている?」と問いかけるのがおすすめです。関わり方の度合いはご家庭の判断で調整してください。