この単元のつまずきポイント
問題文を読まずに公式的に解こうとして、並べ方と組み合わせを取り違える子が多いです。具体例を樹形図で書き出す手間を惜しむと、3人組と1〜3位の区別がつきません。
このテーマで実際に生成した教材
下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。
こんにちは!小学6年生の算数で、「並べ方」と「組み合わせ」の違いがわからなくて困っているのですね。どちらも「全部で何通りあるかな?」と数えるときに使う考え方ですが、実は大切な違いがあります。この教材で、その違いと見分け方をしっかり学んでいきましょう。
1. 「並べ方」とは?
「並べ方」は、順番が違うと別のものとして数える考え方です。数学では「順列(じゅんれつ)」と呼ばれることもあります。
例え話: かけっこでゴールした順番を考えてみましょう。Aさん、Bさん、Cさんの3人がいます。
- 1位 Aさん、2位 Bさん、3位 Cさん
- 1位 Aさん、2位 Cさん、3位 Bさん
この2つは、同じAさん、Bさん、Cさんですが、ゴールした順番が違うので、もちろん別の結果として数えますよね。これが「並べ方」の考え方です。
具体例:3枚のカードを並べて3けたの数を作る
「1」「2」「3」の3枚のカードを並べて、3けたの数を作ります。全部で何通りの数ができるでしょうか?
この場合、例えば「123」と「132」は、同じ数字を使っていても、並べ方が違うので別の数として数えます。順番が大切です。
数え方:樹形図(じゅけいず)を使ってみよう
樹形図は、枝分かれする図を書いて、もれなく、重複なく数えるのにとても便利です。
1つ目の位の数を選ぶ → 2つ目の位の数を選ぶ → 3つ目の位の数を選ぶ
- 1 — 2 — 3 (123)
| └ 3 — 2 (132)
- 2 — 1 — 3 (213)
| └ 3 — 1 (231)
- 3 — 1 — 2 (312)
└ 2 — 1 (321)
全部で6通りの数ができますね。
2. 「組み合わせ」とは?
「組み合わせ」は、順番が違っても同じものとして数える考え方です。数学では「組合せ(くみあわせ)」と呼ばれることもあります。
例え話: アイスクリーム屋さんで、好きな味を2種類選ぶことを考えてみましょう。
- バニラとチョコを選ぶ
- チョコとバニラを選ぶ
この2つは、選んだ味は同じですよね。順番にこだわらず、「何を選んだか」だけが重要です。これが「組み合わせ」の考え方です。
具体例:3種類の果物から2種類を選ぶ
「りんご」「みかん」「バナナ」の3種類の果物の中から、2種類を選んでお皿に乗せます。全部で何通りの組み合わせがあるでしょうか?
この場合、「りんご、みかん」と「みかん、りんご」は、選んだ果物の種類は同じなので、同じ組み合わせとして数えます。順番は関係ありません。
数え方:書き出して重複をなくそう
- まずは、順番を気にして書き出してみる(並べ方のように考えてみる)
* りんご、みかん
* りんご、バナナ
* みかん、りんご
* みかん、バナナ
* バナナ、りんご
* バナナ、みかん
- 次に、順番が違うだけの同じ組み合わせを消していく
* りんご、みかん ← 「みかん、りんご」と同じ
* りんご、バナナ ← 「バナナ、りんご」と同じ
* みかん、バナナ ← 「バナナ、みかん」と同じ
残ったのは、
- りんご、みかん
- りんご、バナナ
- みかん、バナナ
の3通りです。
3. 見分け方のポイント
「並べ方」と「組み合わせ」を見分ける一番大切なポイントは、「順番を考えなければいけないかどうか」です。
- 順番が大切 → 並べ方
* 例:「並べる」「順位を決める」「席に座る」「役割が違うものを選ぶ(委員長と副委員長)」
- 順番は関係ない → 組み合わせ
* 例:「選ぶ」「グループを作る」「チームを作る」「役割が同じものを選ぶ(2人の委員)」
問題文をよく読んで、「もし順番を変えたら、それは別のものになるかな?」と考えてみてください。
4. 練習問題に挑戦!
次の問題が「並べ方」と「組み合わせ」のどちらになるか、そして何通りになるか考えてみましょう。
問題1
4人の子ども(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)がいます。この中から2人を選んで、リレーの1走と2走に決めます。何通りの決め方がありますか?
問題2
4人の子ども(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)がいます。この中から2人を選んで、お楽しみ会の準備係にします。何通りの選び方がありますか?
問題3
赤い玉、青い玉、黄色い玉、緑の玉の4つの玉があります。この4つの玉を横一列に並べます。何通りの並べ方がありますか?
練習問題の解答と解説
問題1の解答と解説
- 考え方: リレーの1走と2走は、役割が違います。Aさんが1走でBさんが2走の場合と、Bさんが1走でAさんが2走の場合では、走る人が違うので別の決め方になりますね。つまり、順番が大切です。
- 答え: 並べ方
数え方:
1走の選び方 → 4通り(A, B, C, D)
2走の選び方 → 残りの3人から1人を選ぶので、3通り
- Aが1走のとき:(A,B), (A,C), (A,D) の3通り
- Bが1走のとき:(B,A), (B,C), (B,D) の3通り
- Cが1走のとき:(C,A), (C,B), (C,D) の3通り
- Dが1走のとき:(D,A), (D,B), (D,C) の3通り
全部で $4 \times 3 = 12$ 通りです。
問題2の解答と解説
- 考え方: 準備係は2人とも同じ役割です。AさんとBさんを準備係に選ぶのと、BさんとAさんを準備係に選ぶのは、どちらも「AさんとBさんが準備係」という同じ結果になりますね。つまり、順番は関係ありません。
- 答え: 組み合わせ
数え方:
- 並べ方で数えてみる(問題1と同じ考え方)
* 全部で12通り。
- 順番が違うだけの組み合わせを消していく
* (A,B) と (B,A) は同じなので、どちらか一方を数える。
* (A,C) と (C,A) は同じ
* (A,D) と (D,A) は同じ
* (B,C) と (C,B) は同じ
* (B,D) と (D,B) は同じ
* (C,D) と (D,C) は同じ
どの組み合わせも、2通りの並べ方で数えられています(例えば「AとB」という組み合わせは「(A,B)」と「(B,A)」の2通り)。
なので、並べ方の数12を、重複している数2で割ります。
$12 \div 2 = 6$ 通りです。
組み合わせの例:
(A,B), (A,C), (A,D), (B,C), (B,D), (C,D)
問題3の解答と解説
- 考え方: 玉を横一列に「並べる」ので、順番が変われば別の並び方になりますね。例えば「赤、青、黄、緑」と「赤、青、緑、黄」は別の並び方です。つまり、順番が大切です。
- 答え: 並べ方
数え方:
1つ目の位置に置ける玉 → 4通り
2つ目の位置に置ける玉 → 残りの3つから1つを選ぶので、3通り
3つ目の位置に置ける玉 → 残りの2つから1つを選ぶので、2通り
4つ目の位置に置ける玉 → 残りの1つなので、1通り
全部で $4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24$ 通りです。
まとめ
「並べ方」と「組み合わせ」は、どちらも「全部で何通りあるか」を考えるときに使いますが、一番の違いは「順番が大切かどうか」です。
- 順番が大切なら「並べ方」
- 順番は関係ないなら「組み合わせ」
問題文をよく読んで、どちらの考え方を使うべきか、じっくり考えてみてくださいね。樹形図や書き出し方をマスターすれば、どんな問題も解けるようになりますよ!
編集・参照情報
- 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
- 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
- 参照範囲: 第 3 節 算 数 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第6学年〕 > 2 内 容 > D データの活用 > (2) 起こり得る場合に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 > ア 次のような知識及び技能を身に付けること。 > (ア) 起こり得る場合を順序よく整理するための図や表などの用い方を知ること。
- 公開日: 2026年7月1日
この教材の使い方
保護者の方は、お子さんと一緒に教材を読み進める前に、まず「順番に意味があるかどうか」という一文だけを声に出して確認してあげてください。班長と副班長を決める場面と、3人組をつくる場面を家族で例に出して話すと、抽象的な言葉が一気に身近になります。
塾講師の方は、樹形図の部分で一度手を止めさせ、生徒自身に最後の枝を書き足させる演習にすると効果的です。「Aを先頭にしたら何通り?」と問いかけ、対称性に気づかせてから掛け算で確認する流れにすると、公式暗記ではなく仕組み理解として定着しやすくなります。
生徒本人が一人で取り組む場合は、例題を読んだあと教材を閉じ、白紙に自分で樹形図を再現してみてください。書けた図を教材と見比べて、抜けた枝があれば「順番違いを別扱いにしたか」を自問する。この往復作業が、並べ方と組み合わせを見抜く力に直結します。
よくある質問
並べ方と組み合わせは、学校ではいつ習いますか?
小学6年生の算数で学ぶ単元です。中学・高校では「順列」「組合せ」としてより詳しく扱いますが、まずは樹形図で「もれなく重複なく」数える力を身につけることが大切です。
子どもが並べ方と組み合わせを混同してしまいます。どう声かけすればよいですか?
「順番が変わったら別のものとして数える?」と問いかけてみてください。かけっこの順位やアイスの味選びなど、身近な例で確認すると違いが見えやすくなります。判断に迷う場合はご家庭の判断で樹形図を一緒に書いてみるのがおすすめです。
家庭学習では樹形図を必ず書かせるべきでしょうか?
計算で済ませるより、まずは樹形図で全部書き出す習慣をつけると理解が深まります。ただし学習の進度や指導方針はクラスによって異なるため、進め方は学校の先生にご確認ください。