この単元のつまずきポイント
指示語が指す内容を直前の名詞だけで判断してしまい、実際は前の段落全体を指している場合に取り違えます。置き換えて意味が通るか確認する習慣がないと読解問題で失点しやすくなります。
このテーマで実際に生成した教材
下の枠内が、まなびAIがこのテーマで実際に生成した教材です。読み解きにくい学習指導要領は、デジタル庁が推進する国産AI「源内」の一部である法令検索AI「Lawsy」の技術で検索・参照し、約30秒で出力されました。
はじめに
文章を読んでいると、「これ」「それ」「あそこ」といった言葉がたくさん出てきますね。これらは「こそあど言葉」と呼ばれ、文章をスムーズに、そして分かりやすくするための大切な役割を担っています。今回は、この「こそあど言葉」が何を指しているのか、どう見分ければ良いのかを学習していきましょう。
1. 「こそあど言葉」とは?
「こそあど言葉」とは、「これ」「それ」「あれ」「どれ」のように、「こ」「そ」「あ」「ど」で始まる言葉の総称です。主に、物や場所、方向、状態などを指し示す役割を持っています。文章の中で同じ言葉を何度も繰り返すのを避けるために使われたり、話題を簡潔に示したりするのに役立ちます。
「こ・そ・あ・ど」の使い分け
「こ」「そ」「あ」「ど」は、それぞれ指し示す対象との距離感や状況によって使い分けられます。
- 「こ」:話し手や書き手に近いもの、あるいは今話題にしているもの。
* 例:これは私のペンです。(話し手の目の前にあるペン)
* 例:ここに座ってください。(話し手のすぐ近くの場所)
- 「そ」:聞き手や読み手に近いもの、あるいはすでに話題に出たもの。
* 例:それはあなたのペンですか。(聞き手の目の前にあるペン)
* 例:彼は昨日、新しい本を買いました。それはとても面白かったそうです。(すでに話題に出た「新しい本」)
- 「あ」:話し手や聞き手(書き手や読み手)の両方から遠いもの、あるいは共通の認識としてあるもの。
* 例:あれは富士山です。(話し手と聞き手の両方から遠くに見える富士山)
* 例:昔々、あるおじいさんがいました。あのおじいさんはとても優しかった。(共通認識として存在する「あるおじいさん」)
- 「ど」:疑問を表すもの。どれか特定できないときに使います。
* 例:どれがあなたのペンですか。(どれか分からないペン)
* 例:どこに行きたいですか。(場所が分からない)
主な「こそあど言葉」の仲間たち
| 種類 | こ | そ | あ | ど |
|---|---|---|---|---|
| 物・事 | これ | それ | あれ | どれ |
| 場所 | ここ | そこ | あそこ | どこ |
| 方向 | こちら | そちら | あちら | どちら |
| 程度 | こんな | そんな | あんな | どんな |
| 様子 | こう | そう | ああ | どう |
2. 「こそあど言葉」が指している内容を見つける方法
「こそあど言葉」が指し示す内容は、文脈によって様々です。正確に読み取るためのポイントを見ていきましょう。
ポイント1:直前の文や語句に注目する
「こそあど言葉」は、直前の文や語句を指していることが非常に多いです。まずは、その言葉のすぐ前を読んでみましょう。
例文1:
A:昨日、新しい本を買ったんだ。
B:へえ、それはどんな本なの?
解説:「それ」は直前のAさんの発言にある「新しい本」を指しています。
ポイント2:具体的な名詞に置き換えてみる
「こそあど言葉」が指している内容が何か迷ったら、その「こそあど言葉」の代わりに、具体的な名詞や文に置き換えて読んでみましょう。意味が通じれば、それが指している内容です。
例文2:
「この町は自然が豊かで、人々も温かい。私はここでずっと暮らしたいと思っている。」
解説:
「ここ」を「この町」に置き換えてみましょう。
「私はこの町でずっと暮らしたいと思っている。」
意味が通じるので、「ここ」は「この町」を指していると分かります。
ポイント3:文脈全体を考える
時には、「こそあど言葉」が指す内容が、直前の文だけでなく、少し前の文や段落全体を指していることもあります。文章全体の内容を理解しながら判断することが大切です。
例文3:
「地球温暖化は深刻な問題です。二酸化炭素の排出量を減らすために、私たちは省エネを心がけ、再生可能エネルギーの利用を増やす必要があります。こうした取り組みが、未来の地球を守ることにつながるでしょう。」
解説:「こうした」は「二酸化炭素の排出量を減らすために、私たちが省エネを心がけ、再生可能エネルギーの利用を増やすこと」という、前の文全体の内容を指しています。
ポイント4:指示内容が複数ある場合の注意
一つの「こそあど言葉」が、複数の候補の中からどれを指しているのか分かりにくい場合があります。その際は、文全体の意味や筆者の意図を考えて、最も適切なものを選びましょう。
例文4:
「太郎は野球が好きだ。彼は毎日練習している。それは彼の夢だからだ。」
解説:「それ」は何を指すでしょうか?
- 「野球が好きだ」ということ?
- 「毎日練習している」ということ?
この文脈では、「毎日練習している」理由が「彼の夢だから」と説明されています。したがって、「それ」は「毎日練習していること」を指していると考えるのが自然です。
まとめ:読み解きのカギ!
「こそあど言葉」を正確に理解することは、文章を深く読み解くために非常に重要です。
- 「こ・そ・あ・ど」の意味を理解する。
- まずは直前の文や語句に注目する。
- 迷ったら具体的な言葉に置き換えてみる。
- 必要に応じて文脈全体から判断する。
これらのポイントを意識して、色々な文章を読んでみましょう。きっと、文章がもっと分かりやすくなるはずです!
編集・参照情報
- 編集・運営: かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
- 作成方法: 学習指導要領データを検索し、AI生成教材を編集して掲載
- 参照範囲: 第1章 総則 > 第1節 国語 > 第2 各学年の目標及び内容 > 〔第2学年〕 > 2 内容 > C 読むこと > (1) 読むことの能力を育成するため,次の事項について指導する。 > ウ 文章の構成や展開,表現の仕方について,根拠を明確にして自分の考えをまとめること。
- 公開日: 2026年6月1日
この教材の使い方
保護者の方は、お子さまに音読してもらいながら「これ」「それ」が出てきたら一度止まって、何を指しているか口頭で答えさせてみてください。傍線部の指示語を実際の内容に置き換えて読み直すと、文章のつながりが体感でき、読解の土台が育ちます。
塾講師の方は、本文中の「こ・そ・あ・ど」に印を付けさせ、指示内容を文章を遡って探す作業を毎回の演習で習慣化させましょう。距離感や既出かどうかという観点で使い分けを言語化させると、生徒自身が判断基準を持てるようになります。
仕上げとして、お子さまに自分の答えを「なぜそう判断したのか」短く説明してもらうと定着が進みます。最初は短い文章から始め、徐々に説明文や物語文へと段階的に広げていくのがおすすめです。
よくある質問
こそあど言葉は学習指導要領のどの単元にあたりますか?
中学1年生の国語で扱う「言葉の働き」や「指示語」の理解に関わる内容です。具体的な扱い方は教科書や進度により異なりますので、詳しくは学校の先生にご確認ください。
子どもが「これ」「それ」の使い分けでつまずいています。どこを見直せばよいですか?
話し手・聞き手との距離感や、話題に出たかどうかが判断のポイントです。教材の例文を音読しながら「誰から近いか」を一緒に確認すると、感覚的に整理しやすくなります。
家庭学習ではどのように練習させるとよいでしょうか?
身近な会話や読んでいる本の中から「こそあど言葉」を探し、何を指しているか口頭で答える練習がおすすめです。頻度や時間配分はご家庭の判断で、無理のない範囲で続けてください。